2018年11月08日

年齢計算ニ関スル法律

未成年者とは成年に達しない者のことである。このブログを欠いている時点では満二十歳を以って成年とされている。

なお、平成三十四年四月一日以降は、次のとおり改められるので確認しておこう。

(成年)
第四条 年齢十八歳をもって、成年とする。


では、より具体的には、いつから、成年となるのだろうか。

例えば、平成十年五月五日に生まれた者は、平成三十年五月五日に成年になっていることは確かであるが、より細かく、何時何分から、成年に達したことになるのか? という問題である。

これについては明治時代に制定された法律が参考になる。

明治三十五年法律第五十号(年齢計算ニ関スル法律)
○1 年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス
○2 民法第百四十三条ノ規定ハ年齢ノ計算ニ之ヲ準用ス
○3 明治六年第三十六号布告ハ之ヲ廃止ス

※民法
(暦による期間の計算)
第百四十三条 週、月又は年によって期間を定めたときは、その期間は、暦に従って計算する。
2 週、月又は年の初めから期間を起算しないときは、その期間は、最後の週、月又は年においてその起算日に応当する日の前日に満了する。ただし、月又は年によって期間を定めた場合において、最後の月に応当する日がないときは、その月の末日に満了する。


この法律によると年齢の数え方については、出生の日から起算する。つまり、初日算入主義である。
そして、暦に従って、計算することになる。
すると、平成十年五月五日に生まれた者は、平成三十年五月四日午後十二時の時点で、成年に達するということである。
要するに日付が誕生日の日に変わった時点で、成年に達したことになる。

この時点を境に、単独で有効に法律行為ができることになる。

posted by 判例六法ラノベ化プロジェクトチーム at 19:40| 民法