2019年03月06日

権利の主体 1−10 #司法試験 入門 択一式 #民法 オリジナル問題

法人の本質については、甲説と乙説があるが、乙説の立場に立った記述は次のうちどれか?

甲説 法人は法律により権利の主体として擬制されたものである。
乙説 法律は法律が擬制したものではなく、社会的実在である。

1、君の見解によると法人の不法行為責任は、被用者の行為についての使用者責任と同じく、他人の行為についての損害賠償責任の一態様と解するんだね。

2、法人が不法行為責任を負う場合、理事個人も法人と連帯して不法行為責任を負うのは、私の立場からすると当然だということになる。

3、君の見解によると、法人の定款に定められている目的の範囲は、法人の能力の範囲を定めたものと解することになるんだね。

4、君の見解によると、理事の行為こそがまさに法人の行為とみなされるので、理事が法人のために不動産を買えば、法人自身が買ったことになるんだね。

5、私は、法人の理事が物を所持する場合、理事は、占有補助者であって、独立の占有者ではないと考えるよ。


建太郎「むむっ……。これは法律の問題か?」
胡桃「法律の問題よ。法律学では論理的な思考が求められるということなのよ」

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posted by 判例六法ラノベ化プロジェクトチーム at 08:56| 司法試験入門問題

2019年03月07日

権利の客体 1−11 #司法試験 入門 択一式 #民法 オリジナル問題


次の記述のうち、間違っているものはどれか。

1、数個の物の全体の上には、一個の物権は存在し得ないのが原則だが、集合動産でも、目的物の範囲が特定される場合は、一個の集合物として、譲渡担保の目的となりうる。

2、一個の物権の客体は、一個の独立した物でなければならないから、一筆の土地の一部について、時効取得することはない。

3、無記名証券の所持人は、証券上の権利を適法に有するものと推定されるし、善意取得することもできる。

4、建物は、土地の定着物であるが、独立の所有権の客体となる。よって、建物は、その土地上の所有権その他の権利に吸収されることはない。

5、無主の不動産は、所有の意思をもって占有を始めた者が、その所有権を取得する。

胡桃「これは簡単すぎるわ」
建太郎「おう。司法試験レベルなの?」
胡桃「でもこういう基本を理解していないと応用問題は解けないのよ」
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posted by 判例六法ラノベ化プロジェクトチーム at 08:49| 司法試験入門問題

2019年03月11日

権利の客体 1−12 #司法試験 入門 択一式 #民法 オリジナル問題

次の記述のうち、誤っているものはどれか。


1、天然果実とは、元物の経済的用途に従って、有機的あるいは無機的に産出される物を言い、牛乳、羊毛、野菜、果物、鉱物、土砂などがこれに当たる。

2、天然果実は、元物より分離するときにこれを収取する権利を有する者に帰属し、法定果実は、これを収取する権利を有する者が、権利の存続期間に従い、日割りをもってこれを取得する。

3、不代替物とは、具体的な取引において、当事者が特に物の個性に着眼した物を言い、特定物とは必ずしも、その範囲は一致しない。

4、従物とは、建具など法律的には独立性を有しつつも、経済的には、主物に従属して、その経済的効用を高めているものを言うが、不動産は従物にはならない。

5、身体は、有体物であっても、民法上の物ではないが、身体から切り離した歯、毛髪、血液などは、公序良俗に反しない限り、物にあたる。



建太郎「むむっ。簡単そうに見えて、ややこしいな」
胡桃「テキストをよく読んでいれば分かることだわ」

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posted by 判例六法ラノベ化プロジェクトチーム at 09:00| 司法試験入門問題