2019年06月04日

権利の変動 1−47 #司法試験 入門 択一式 #民法 オリジナル問題


次の記述のうち、間違っているものはどれか。

1、停止条件付贈与契約において、その条件の不成就が贈与契約を締結した当時、すでに確定しているが当事者がそのことを知らない場合、当該贈与契約は無条件となる。

2、山林売却の周旋を依頼し、その報酬金を定めた者が、自身で山林を売却した場合には、相手方は、条件が成就したものとみなし、報酬を請求できる。

3、停止条件付贈与契約において、その条件が、債務者の意思のみにかかっている場合は、当該贈与契約は無効である。

4、条件付きの権利は、処分、相続、保存、または、担保することができる。

5、条件成就の効果は遡及せず、特約によっても遡及させることができない。


胡桃「これも簡単だわね」
建太郎「おう。条文レベルだな」

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posted by 判例六法ラノベ化プロジェクトチーム at 21:48| 司法試験入門問題

2019年06月03日

権利の変動 1−46 #司法試験 入門 択一式 #民法 オリジナル問題

次の記述のうち、間違っているものはどれか。

1、条件付き法律行為において、条件が成就した場合、その効果は、条件成就の時から生じるが、当事者の意思によって遡及させることができる。

2、条件付き法律行為の当事者の一方が、条件付き権利を侵害した場合、その相手方は、不法行為に基づく損害賠償を請求することができる。

3、条件の成就により、不利益を受ける当事者が、故意にその条件の成就を妨げた場合は、相手方はその条件が成就したものとみなすことができるが、条件の成就により利益を受ける当事者が不正に条件を成就させた場合は、相手方はその条件が成就していないものとみなすことはできない。

4、不法行為をしないことを条件とする法律行為は無効であるが、不能の解除条件を付けた法律行為は無効である。

5、債務者の意思だけにかかる停止条件付法律行為は有効であるが、債権者の意思だけにかかる停止条件付法律行為は、無効である。



胡桃「これも条文レベルの問題だわね」
建太郎「おう。簡単だな」

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posted by 判例六法ラノベ化プロジェクトチーム at 21:15| 司法試験入門問題

2019年05月31日

権利の変動 1−45 #司法試験 入門 択一式 #民法 オリジナル問題

次の記述のうち、正しいものはどれか?

1、金銭の消費貸借契約において、債務者の貸金返還債務の履行期を債務者が出世した時とするのは停止条件付債務である。

2、期限の利益はその利益を受ける者が自由に放棄することができるが、期限の利益が債権者と債務者の双方にあるときは、相手方の同意を得なければ放棄できない。

3、債務者に何ら故意、過失がない場合でも、債務者が担保を毀滅したり、減少させた場合は、債務者は期限の利益を失う。

4、債権者と債務者の双方に期限の利益がある場合、債務者の期限の利益の喪失により、債権者は、債務者に対して直ちに履行を請求することができるが、それにより、自らの期限の利益も失う。

5、割賦払い債務で一回でも弁済を怠ると期限の利益を喪失するとの特約がある場合は、債務者が債務不履行をすると、残債務全額について、直ちに弁済期が到来する。



建太郎「むむっ……。簡単そうに見えて、難しくないか」
胡桃「そうかしら? 基本的な問題だわ」
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posted by 判例六法ラノベ化プロジェクトチーム at 22:12| 司法試験入門問題

2019年05月30日

権利の変動 1−44 #司法試験 入門 択一式 #民法 オリジナル問題

次の記述のうち、間違っているものはどれか

1、金持ちの伯父が令和元年になったら、東京にあるタワーマンションを譲ろうと約束した場合は確定期限であるが、今度、首相が交代したら、東京にあるタワーマンションを譲ろうと約束する場合は不確定期限である。

2、Aが、令和2年3月末に返済するとの約束で、Bから借金をした場合は、Aは、令和元年6月に借金を返済することができるが、利息付きの場合は、令和2年3月末までの利息を支払わなければならない。

3、金持ちの伯父が建太郎に対して司法試験に合格したら東京にあるタワーマンションを譲ろうと申し出て、建太郎が承諾したら、停止条件付贈与契約が成立する。
それに対して、東京にあるタワーマンションを譲るが、もしも、来年、司法試験に合格できなかったら、返してくれという場合は、解除条件付贈与契約が成立する。

4、死んだ妻を生き返らせたら、10億円やるという贈与の合意は無効であるが、10億円やるが死んだ妻が生き返ったら返せという合意も無効である。

5、Aを殺したら1億円やるという契約は無効であるが、Aを殺さなかったら1億円やるという契約は有効である。




胡桃「これも簡単だわね」
建太郎「おう。条文を事例で聞いている問題だな」

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posted by 判例六法ラノベ化プロジェクトチーム at 21:34| 司法試験入門問題

2019年05月28日

権利の変動 1−43 #司法試験 入門 択一式 #民法 オリジナル問題

次の問答のうち、間違っているものはどれか


1、
胡桃「無効とは客観的に見て、契約が法的効果を与えるにふさわしくない場合を言い、外見上、契約が存在していても、本来の効果は生じないわね。じゃあ、無効行為を追認した場合は、どんな効力が生じるのか」

建太郎「ええっと、原則として、無効行為は追認によって効力が生じないよな。ただ、当事者が無効であることを知りつつ追認した場合は、新たな行為をしたものとみなすと民法に定められている。」

2、
胡桃「当事者が無効であることを知りつつ追認すれば、如何なる無効原因があろうと有効になるのかしら?」

建太郎「違うな。契約が強行法規や公序良俗に反する場合は、有効にならない」


3、
胡桃「無権代理行為を追認した場合でも、新たな行為をしたものとみなされるのかしら」

建太郎「いや。無権代理は本人に効果が帰属しないという中途半端な状態だから、追認があれば第三者を害しない限り、契約は、契約時に遡って有効になる。」

4、
胡桃「他人物売買を追認した場合はどうかしら?」

建太郎「他人の物を勝手に売る場合と代理人が権限がないのに、本人の物を売る場合とで、追認がなされた時の効果を別異に考えなければならない理由はないよな。だから、他人物売買の場合でも、追認がなされると売買契約当時に遡って所有権移転の効果が生じると」

5、
胡桃「じゃあ、A所有の土地をBが無権限でCに売却した後、Aが同土地をDに売却したと言う事例で、AがBによる他人物売買を追認した場合は、CとDのどちらが優先するかしら?」

建太郎「Aの追認によって、BC間に当初から有効な所有権移転が生じると解するとDを害することになるから、Aの追認は、遡及しないな。登記の有無に関係なくDが優先すると」


胡桃「じゃあ、答え合わせをするわよ」
建太郎「おう……。全部正解だと思うけど?」

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posted by 判例六法ラノベ化プロジェクトチーム at 22:06| 司法試験入門問題

2019年05月16日

権利の変動 1−42 #司法試験 入門 択一式 #民法 オリジナル問題

次の記述のうち、間違っているものはどれか。

1、無効な行為は、追認によっても効力を生じることはないが、当事者がその無効であることを知って追認した場合は、新たな行為をしたものとみなされる。

2、取消しうべき行為は、取消権者が追認することができる。この追認は、制限能力、詐欺、強迫など取消原因となっている情況を脱した後でなければ、その効力を有しないが、法定代理人の場合は、このような限定はなく、追認は効力を有する。

3、取消しうべき行為の相手方が確定している場合は、その取消しは相手方に対する意思表示によって行う。

4、法律行為の取消は、制限能力者、瑕疵ある意思表示をした者、及びその代理人のみがすることができる。

5、他人の子を嫡出子とする届け出は、嫡出子出生届出としては無効であるが、養子縁組としての効力を有する。


胡桃「これは簡単だわね」
建太郎「おう。基本的な条文と判例の問題だな」

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2019年05月15日

権利の変動 1−41 #司法試験 入門 択一式 #民法 オリジナル問題

次の記述のうち、正しいものはどれか。

1、AはBの代理人として、B所有の不動産を売却する権限を有していた。Aは、右不動産をCに売却し、代金を借金の返済に充てた。Aに自己の利益のために行動する権限はなく、右行為は無権代理行為となるから、CがAの無権代理について、善意無過失であれば、CはBに対して、右不動産の引渡しを請求することができる。

2、Aは、何ら権限がないにもかかわらず、Bの代理人として、B所有の不動産をCに売却した。その後、Bが死亡したので、Aは他の相続人Dと共にBを共同相続した。AがBの立場で、追認拒絶することは信義則上許されないから、Dが追認拒絶すると右不動産は、CとDの共有となる。

3、Aは、何ら権限がないにもかかわらず、Bの代理人として、B所有の不動産をCに売却した。その後、Aが死亡したので、Bは他の相続人Dと共にAを共同相続した。さらに、Bも死亡したので、DはBも相続した。この場合、Dは追認拒絶できないから、無権代理行為は当然に追完される。

4、Aは、何ら権限がないにもかかわらず、Bの代理人としてB所有の不動産をCに売却した。Aの無権代理行為について、善意無過失であったCが、Bに対して、追認するよう催告したが、Bは追認を拒絶した。その後、AがBを単独で相続した場合は、無権代理行為は、当然、追完される。

5、Aは、Bから同人所有の土地に抵当権を設定する代理権を授与された。しかし、Aは、Bに成りすまして、Cに右土地を売却した。Cが過失なくしてAをBと信じた場合は、CはBに対して、土地の引き渡しを請求することができる。


胡桃「これも基本問題だわ」
建太郎「むむっ……。設定が長いな」
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posted by 判例六法ラノベ化プロジェクトチーム at 21:45| 司法試験入門問題

2019年05月14日

権利の変動 1−40 #司法試験 入門 択一式 #民法 オリジナル問題

次の記述のうち、誤っているものはどれか。


1、本人が無権代理人の締結した契約の履行を相手方に対して要求する行為は、法定追認に当たる。

2、無権代理人が締結した契約の一部の取消しを認めると法律関係が複雑になるので、相手方は契約の一部を取消すことができない。

3、無権代理人の行った法律行為が虚偽表示に当たり、無効な場合でも、本人は無権代理行為を追認することができる。

4、無権代理人が未成年者の場合でも、無権代理行為を行うについて、親権者の同意を得ていた時は、無権代理人の責任を負う。

5、無権代理行為の相手方が本人に追認を催告したが、相当期間内に追認の意思表示が相手方に到達しない場合は、本人は追認を拒絶したものとみなされる。


建太郎「むむっ……。簡単そうに見えて、難しくないか?」
胡桃「どれも重要な論点だから、一つ一つ確認していくわよ」
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posted by 判例六法ラノベ化プロジェクトチーム at 20:41| 司法試験入門問題