改10084 民法 過去問 これで民法が解けなければあきらめてください!

★今日の過去問★

AはBに対する債権者であるが、Bが債務超過の状態にあるにもかかわらず、B所有の甲土地をCに売却し、所有権移転登記を経たので、民法第424条に基づく詐害行為取消権の行使を考えている。
この場合、対象となる詐害行為が行われた時点において、AのBに対する債権が発生済みでかつ履行期が到来していなければ、Aは取消権を行使できない。

胡桃「正しいか間違っているか考えてみてね。10秒で。よーいどん!」

建太郎「おう」

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒……

胡桃「10秒経過。分かったわね」
建太郎「ええっと……。この問題はどう考えればいいんだ?」
胡桃「常識で正誤が判断できるわよ。AがBの債権者ではない時に、Bが甲土地をCに売却したとして、Aは文句を言えるかしら?」
建太郎「債権者ではない時ってことは、要するに赤の他人の場合だよな?」
胡桃「もちろんよ」
建太郎「赤の他人から、土地を売るななんて言われる筋合いはないよな」
胡桃「そう判断できるでしょ。だから、詐害行為前にAのBに対する債権が発生していることが前提になるのは当然よね。問題はその債権の履行期が到来していなければならないのか?ということよ。どう考えるべきだと思う?」
建太郎「履行期が到来するのを待っていたら、その間にBが詐害行為を済ませてしまうじゃん。それじゃあ、詐害行為取消権を行使する機会を逃してしまいかねないよな」
胡桃「そう判断できるでしょ。だから、債権が発生済みであれば、履行期が到来していなくても、詐害行為取消権を行使できるというのが判例の立場よ」
建太郎「なるほど、そう考えるのか」

民法
(詐害行為取消請求)
第四百二十四条 債権者は、債務者が債権者を害することを知ってした行為の取消しを裁判所に請求することができる。ただし、その行為によって利益を受けた者(以下この款において「受益者」という。)がその行為の時において債権者を害することを知らなかったときは、この限りでない。
2 前項の規定は、財産権を目的としない行為については、適用しない。
3 債権者は、その債権が第一項に規定する行為の前の原因に基づいて生じたものである場合に限り、同項の規定による請求(以下「詐害行為取消請求」という。)をすることができる。
4 債権者は、その債権が強制執行により実現することのできないものであるときは、詐害行為取消請求をすることができない。

これで民法が解けなければあきらめてください!
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□ 民法の問題の解き方を会話文形式で解説する画期的な問題集です!

 本書の最大の特徴は、解説が、「会話文形式」になっていることです。
 講師役の桜咲胡桃(司法試験合格済みの司法書士)が、生徒役の宅本建太郎(宅建すら合格していない)に個人レッスンするという設定で、話が進みます。
 つまり、本書の会話文を追うことで、「ベテランの講師から民法問題の解き方の個人レッスンを受けている」のと同様の効果が得られます。

□ 合格者の思考方法が身につく!

 解説は、合格者が問題を前にした時にどのような思考を辿って、正答にたどり着いているのかを会話文形式で表現しています。解説を読むことによって、合格者と同じ思考方法を身につけることかできます。

□ 問題そのものを丸暗記すべき良問を選抜!

 本書に掲載している問題は、「【司法試験予備試験入門・司法書士・行政書士・宅建士試験対応】民法 肢別100問ドリル オリジナル問題集シリーズ」から選抜しています。この問題集には、無駄な問題はなく、丸暗記すべきものばかりですが、その中から、絶対に押えなければならない基本的な事項を選びました。
 さらに一歩進んで、司法試験予備試験、司法書士試験。あるいは、行政書士などの士業として実務に携わりたいとお考えの方は、「【司法試験予備試験入門・司法書士・行政書士・宅建士試験対応】民法 肢別100問ドリル オリジナル問題集シリーズ」に挑戦してください。アマゾンのkindleで扱っています。

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法律科目重要事項総整理シリーズは、司法試験の他、公務員試験や宅建士試験、行政書士試験、司法書士試験などを受ける方を対象とした一問一答式問題集です。

一ページ目に、問題が掲載されており、ページをめくって、二ページ目に解答が書かれているという形式になっています。答えを考えてからページをめくってください。
初めて解くときは、答えがわからないこともあると思いますが、分からないからとあきらめるのではなく、問題と解答を丸暗記するほど、何度も繰り返してください。
英単語などを覚えるのと同じような感覚で何度も繰り返すのが本書のシリーズの正しい使い方です。

問題集のレベルとしては、司法試験短答式に対応できるレベルとなっています。
近年はどの試験の問題も難化しており、司法試験で出された問題と似た問題が行政書士試験や司法書士試験でも出されると言った傾向もありますから、司法試験レベルの勉強をしておくことは、行政書士試験や司法書士試験などを目標とする方にも有効です。

本試験で出題されやすい項目は、すべて網羅しています。
この問題集のシリーズを丸暗記すれば、司法試験短答式だけでなく、公務員試験、宅建士試験、行政書士試験、司法書士試験など、どの試験でも、対応できるようになります。